「TORCH(トーチ)症候群」とは?妊婦が注意すべき菌やウイルスは?
TORCH症候群とは?
胎内感染によって、胎児に肝脾腫・黄疸・網脈絡膜炎などの異常を来す感染症をTORCH症候群と呼びます。
この「TORCH」は次の病原体の頭文字をとって名付けられています。
- Toxoplasma(トキソプラズマ)
- Other agents(その他の病原体:梅毒)
- Rubella(風疹)
- Cytomegalovirus(サイトメガロウイルス)
- Herpes simplex virus(単純ヘルペスウイルス)
なお最近では、他にも以下の様な、胎内感染や産道感染するウイルスが知られるようになっており、TORCH症候群という呼び方はされなくなりつつあるようです。
- ヒト免疫不全ウイルス感染症(HIV)
- B型肝炎(HBV)
- C型肝炎(HCV)
- 成人T細胞白血病
- B群溶血性連鎖球菌感染症
- 性器クラミジア感染症
- 細菌性腟症
- ヒトパルボウイルスB19
- 水痘
- 麻疹(はしか)
公開日時:2016年04月17日 19時54分
おすすめの書籍!
胎児の成長や母体の変化については1日ごとの胎児の成長が詳解されている定番書「はじめての妊娠・出産安心マタニティブック」がお勧めです。この本はアメリカで大ベストセラーとなった「The Pregnancy Journal」の日本版になります。
なお、赤ちゃんの成長状況はどうしても不安になってしまいますが、お母さんにできることは必要な栄養素をしっかりと摂り、赤ちゃんの成長を助けることです。こちらの記事ではその栄養素を摂取する理由とおすすめのサプリメントを紹介していますので、是非ご参照ください。