生後1ヶ月の赤ちゃんの成長

この頃の赤ちゃんの様子

身体の特徴

皮膚の黄疸がいくつか残っている場合がありますが、黄疸が強くなっていなければ通常は心配ありません。
また、頭の形が左右非対称の赤ちゃんもいますが、斜頸でなければ、通常は放置していても自然に治ります。
※斜頸の場合は医師の指示を仰いだ方がいいかもしれません。

身体の発達

新生児の時は、殆どが反射に基づく運動であったのに対し、大脳皮質が発達し始めると共に、反射運動が減っていきます。

首の筋肉がより強くなり、短い間なら顔を上げられるようになります。
また、赤ちゃんをうつ伏せにすると、僅かの時間頭を持ち上げたり、左右に動かすことができるかもしれません。

赤ちゃんが自分の身体の内、最初に発見するのは自分の手と足です。
まだ手の動きはバラバラで、ガラガラを握ることはできませんが、指しゃぶりや手を見つめたり、鼻を触ったりなどの動作が見られるようになります。

精神の発達

赤ちゃんは吸うことが好きだし、吸う必要があります。
おっぱい、もしくは哺乳瓶、おしゃぶりなどを吸わせることで、赤ちゃんは落ち着きます。
もし、吸うものがない時は自分の指を吸う事を教えてあげると吸い始めます。

この頃の赤ちゃんは「アー」「ウー」などの言葉を発します。
赤ちゃんと向かい合って、いろいろと話しかけてください。
赤ちゃんは何らかの反応を示します。
また、一部の赤ちゃんは微笑むことがあるかもしれません。

半数の赤ちゃんは生後1ヶ月くらいで、パパ、ママ、そうでない人を認識します。

童謡を歌ってあげたり、音楽を聴かせてあげると赤ちゃんはそれを楽しみます。

見た目はぼーっとしているかもしれませんが、よく人を観察し、音や声を聴いています。
そして泣いていても、人の声や物音がすると泣き止む事もあります。

首はまだ十分に動かすことができませんが、動くものを目で追うことができます。
赤ちゃんの目の前でガラガラを振り、ゆっくり左右に動かすと、赤ちゃんもそのガラガラの動きを目で追います。

またこの頃から、3、4ヶ月ころまでベッドに寝かせると泣き、抱っこすると泣き止む、またベッドに戻すと泣き出すという、いわゆる「抱きぐせ」の症状が始まります。
この抱きぐせについては、明確な原因は分かっていませんが、おすわりや、はいはいをする頃にはこの症状は無くなるため、できるだけ抱いてあげましょう。

食事

授乳は1日7~8回程度です。

睡眠

昼夜の区別なく、1回に3時間くらい寝ます。
合計の睡眠時間は16~17時間です。

おもちゃ

  • ガラガラ
  • おしゃぶり
  • ぬいぐるみ

予防接種

0ヶ月と同様に、この時期に接種できるのはBCGのみです。

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