妊娠4週~7週(妊娠2ヶ月目)の胎児の成長

神経細胞の発達、鼓動の開始

妊娠4週(胎齢2週)

受精15日目には神経細胞や脊柱が現れてきます。
胎芽の大きさは2mmくらいですが、週末までには4~5mmくらいになります。
そのため、一概に妊娠4週と言っても週の初めと週末とでは倍以上大きさが異なります。
脳や脊髄、心臓、消化管の発達が始まります。

また、母体では子宮から胎芽への酸素供給のため血液が約50%増加します。
そのためお母さんはかなりの量の血を必要とされ、血になりやすい食品を多く摂取する必要があります。

妊娠5週(胎齢3週)

胎芽の大きさは5mmくらいですが、週末までには7.6mmくらいになります。

受精22日目になると、突然ケシの実ほどの心臓が動き始めます。
心臓の収縮は予めプログラムされたもので、自然に鼓動が始まり老人になり死ぬまで動き続けるわけですが、生命の神秘というより他ありません。

またそれに合わせ、髪の毛程度の細さの血管を血液が循環し始めます。
しかしまだこの段階の胎芽は人間か否かは判別できない状態です。
何しろ、人間とチンパンジーのDNAは98.5%まで同じなのですから。

妊娠6週(胎齢4週)

受精30日目には胎芽が8mm(インゲン豆くらいの大きさ)になり、毎日約1mmずつ成長します。
眼の器官の原型もでき、腕や脚に成長する部分、顔の部分もでき始めます。
また、この頃からエコーで心拍が確認できるようになります。
しかしまだ胎児と呼べる段階ではありません。

妊娠7週(胎齢5週)

胎芽の大きさは約1.2cmになります。
性腺が形成され、肺の発達が始まります。
腕と脚が伸びてきて手と足が分かるようになってきます。

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