妊娠20週~23週(妊娠6ヶ月目)の胎児の成長

母親が赤ちゃんの動きに気づく時期

妊娠6ヶ月目で赤ちゃんの器官はすべて揃います。

妊娠20週(胎齢18週)

胎児の身長は17cm、体重320gくらいです。
母親が赤ちゃんの動き(胎動)に気づくのはこの頃からです。
もちろん胎児は以前から動いてはいましたが、母親が気づくほど動くのはこの頃からになります。

妊娠21週(胎齢19週)

胎児は19cm、体重454gに成長します。
頭は約5cmくらいです。
この頃はすでに指紋もあります。

赤ちゃんの骨髄は血球を作り始めます。
また飲み込んだ羊水から小腸が砂糖を吸収し始めます。

女の子の場合はすでに腟が作られており、卵巣には約600万個以上の卵子が存在します。
※ただし思春期までに卵子は約400個まで減少します。

男の子の場合は精巣が腹部から降りはじめます。
※精子が作られるのは思春期からです。

なお、妊娠22週未満で生まれた場合は流産になります。

妊娠22週(胎齢20週)

胎児の身長は20cm、体重500gくらいです。
眉とまぶたは完全に完成しています。

母親の外観は、今週までにはウエストラインは無くなり、客観的に妊婦であることが分かるようになります。
妊娠22週0日~36週6日に生まれた場合は、早産に分類され、医師の助けがあれば何とか生き延びることができる可能性があります。
しかし、妊娠28週未満の場合は赤ちゃんの生存率や予後の障害発生率の関係から、妊娠継続が必要とされています。

妊娠23週(胎齢21週)

胎児の身長は21cm、体重は635gくらいです。
バランスをコントロールする内耳は完全に発達し、赤ちゃんは子宮の中で、自分が上向か下向きにいるかを認識できるようになります。

この時期に生まれた赤ちゃんは約20%が生存できます。
もちろん日ごとにその確率はどんどん高くなっていきます。

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