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「低置胎盤」の原因と初期症状および治療法

カテゴリ:出産の基礎知識
タグ:胎盤異常

妊娠低置胎盤とは?

前置胎盤が胎盤が子宮口の一部あるいは全部を覆うのに対し、低置胎盤は胎盤が子宮口にはかからないが、その近辺に存在する状態です。
診断目安としては、胎盤が子宮下部(子宮峡)に付着し、子宮口から2cm以内に接近している状態を低置胎盤と診断します。
つまり前置胎盤の一歩手前の状態になります。
但し、妊娠週数に伴い徐々に胎盤の位置が正常な位置に戻っていくことも多くあり、一旦、低置胎盤と診断されても、その後に治ることがあります。

確定診断の時期

確定診断(最終診断)は妊娠35~36週頃に下されます。
検査方法は超音波断層法によるデータの確認によるものです。

原因は?

前置胎盤と同様に、胎盤が子宮口の近くに移動する症状ですが、根本原因は不明です。

初期症状は?

症状は通常は無く、殆どの場合は超音波断層法での胎盤の位置の確認時に判明します。

出産や胎児へのリスクは?

母体

胎盤が子宮口から2cm以内の近い状態である場合、前置胎盤と同様に分娩時に大量出血になる可能性が高く、前置胎盤に準じた管理、対応がなされます。
このため多くの場合、経腟分娩ではなく、帝王切開が行われますが、前置胎盤のように必ず帝王切開となるわけではなく、状況によっては経腟分娩になる場合もあります。
目安として、分娩開始直前の検査で、胎盤が子宮口から2cm以上離れている場合は経腟分娩が選択される傾向があるようです。
但し、胎盤は子宮口に近いほど出血量も多くなる可能性があり、たとえ経腟分娩の場合であっても、胎盤剥離後に大量出血になる場合もあり、一般的には、分娩前に自己血貯血を行うなどの異常出血への準備が行われます。
また、癒着胎盤を合併している場合は、出血性ショック死も含めた、より高リスクの分娩になります。

胎児

胎児に対しては、分娩第一期からの出血、胎児下降異常、胎児心拍異常のリスクがあります。

治療方法は?

子宮口との距離が2cm以内の場合は、妊娠30週頃からの管理入院、必要に応じて妊娠を継続させるための子宮収縮抑制薬などによる、前置胎盤に準じた管理が行われます。

公開日時:2016-01-05 22:35:02

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