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「ビショップスコア」10点以上で24時間以内に陣痛が発来する確率は90%

ビショップスコアとは?

妊婦定期健康診査において子宮頸管の成熟度の評価に使用されるスコアです。
自然分娩発来時期の予測や、誘発が妥当であるかを評価するために使われます。
ちなみに、ビショップスコア(Bishop score)は元来「分娩誘発」の条件を定めたものでしたが、現在は分娩時期の予測に使われています。

評価される項目は「子宮口開大」「頸管展退」「下降度」「子宮頸管の硬さ」「子宮頸管の位置」の5つです。
※各項目の意味は後述します。
5項目の合計スコアが9~13点であれば、1週間以内に自然分娩(陣痛)が発来する可能性が高いと判断できます。
特に、10点以上の場合、24時間以内に陣痛が発来する確率は90%です。

ビショップスコア表

所見0123
子宮口開大(cm)閉鎖1~23~45以上
頸管展退(%)0~3040~5060~7080以上
下降度(Station)-3-2-1~0+1~+2
子宮頸管の硬さ
子宮頸管の位置

合計スコアと子宮頸管の成熟度の目安

合計スコア成熟度
0~4未熟
5~8やや成熟
9~13成熟

各項目の意味は?

各項目の意味は以下のとおりです。

子宮口開大

子宮口がどのくらい開いているかをcmで表したものです。
子宮口には内子宮口と外子宮口がありますが、狭い方を所見とします。
分娩時には約10cmにまで開大(全開大)します。

頸管展退

子宮と腟の境にあたり、通常時、子宮と腟との間を塞いでいる部分が頸管です。
※頸とは首を意味します。
頸管の子宮側の口を「内子宮口」、腟側の口を「外子宮口」と呼びます。
子宮頸管は平たく言うと、内子宮口と外子宮口の間の垂直方向の距離(つまり縦の長さ)を示します。
分娩が進行するにつれて、子宮口が開大していくのとは対照的に、この子宮頸管は横に引き伸ばされるために、縦の長さはだんだんと短く(最終的には内子宮口と外子宮口がほぼくっつき、子宮と腟が一体になる)なっていきます。
※ドーナツ状のシリコンゴムを横に強く引っ張って薄くなった状態をイメージしてください。
頸管展退はその子宮口開大と頸管の大きさの割合(%)を表したものです。
例えば、子宮口が3cm開大している時、子宮頸管が1.5cmなら、展退は50%になります。
また、子宮頸管が1mm以下(非常に薄い状態)になった時を、展退100%とします。

下降度(Station)

下降度は児頭の位置(Station)を示すものです。
胎児は分娩に向けて、徐々に下降していきます。
下降度は胎児がどのくらいまで下降してきたかを、胎児の児頭の先進部が坐骨棘間径線(ざこつきょくかんけいせん)の何cm上にあるか、あるいは下にあるかで表します。
坐骨棘間径線の上にある場合はマイナス(-)、下にある場合はプラス(+)になります。
※坐骨棘は坐骨体の後ろ側の上部にある、後内方に突出している三角形の部分です。左右の坐骨棘を結ぶ水平の線(骨盤狭部の横径)を坐骨棘間径線と呼びます。
※骨盤狭部は骨盤腔で最も狭い部分で、平均前後径は11.5cm、黄径は10.5cmです。
下降度(DeLee式Station)と児頭の状態の対応表
Station(cm)児頭の状態
+1以下高在
+2中在
+3~+4低在
+5以上出口部

子宮頸管の硬さ

子宮頸管が柔らかくなる事によって、子宮口開大や頸管展退が進みます。
子宮頸管の柔らかさの目安として、鼻翼(鼻の先の左右両端の部分)程度なら「硬」、口唇程度なら「中」、マシュマロくらいになれば「軟」と評価します。

子宮頸管の位置

子宮口の位置を表すもので、胎児の下降のために、子宮口は分娩が進むに従って徐々に後ろ方向(お尻方向)から前方向(恥骨方向)に向きが変わっていきます。
仙骨側にあれば「後」、骨盤軸の方向にあれば「中」、恥骨側であれば「前」と評価します。
※仙骨はお尻の真ん中にあり、手のひらに収まる逆三角形の部分です。

公開日時:2015-11-04 23:21:17

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