赤ちゃんの危険認識能力の実験

危険を経験のみで判断

赤ちゃんは危険か否かを自分の過去の経験でしか認識できません。
そのため、例えばまだハイハイをし始めたばかりの子は、落ちるという経験がないため、ベッドの端まで怖がらずに進み、そのまま転倒してしまいます。

しかし、それを何度か繰り返しているうちに、落ちるという事、落ちると痛いという事を経験から学びます。
それにより、今度はベッドの端に行くと恐る恐る進み、下を覗いたりしますが、それ以上前には進むことはしません。

状況が変われば経験は生かせない

但し、これは経験に基づく知識のため、寝返りで転がったり、立っちした場合など、状況が異なればその経験がないため、またベッドから転倒することになります。

ある実験では、ハイハイでは端で止る子でも、つかまり立ちなど、進む方法が変われば、落ちることが分かっていてもそのまま進み落ちてしまうことが確認されています。

つまり成長に合わせて危険な場所は変化するし、一度は危険ではなくなった場所もまた危険になることもあるのです。
親はそれを踏まえた上で赤ちゃんを危険から守る方法を考えなければなりません。

公開日時:2009年08月29日 17時26分

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