はいはい(ボトムシャッフリング、ずりばい、転がり移動)とは?
「はいはい」は赤ちゃんの最初の移動手段
普通はまず、四つんばいになりバランスを取ることを学習します。
そして、床をひざで押すことによって前方と後方に動く方法を理解するようになります。
それと同時に、赤ちゃんが歩けるようになるための筋肉を強化します。
はいはいを始める頃
殆どの赤ちゃんが、6~10ヶ月頃の間にはいはいを始めます。
但し、赤ちゃんはこの時期に以下のような別の移動方法を選ぶ事もあります。
- ボトムシャッフリング おすわりをした状態で手を交互もしくは同時に前に出し、お尻を滑らせるように移動します。 (シャッフリングベビーと呼ばれます)
- ずりばい うつぶせの状態でおなかを床につけたまま、ひじを交互に出したり、足で床を蹴り前に進みます。
- 転がり移動 連続寝返りをしながら、床を転がりながら移動します。
また、赤ちゃんの中には完全にはいはいをとばして、直接立ったり、歩く子もいます。
はいはいの目安
赤ちゃんの首がすわり、頭をあげて周りを見回せるようになり、そして四つんばいになって床に落ちなくなるくらい腕、足、および背筋が強くなり、補助なしで上手に座る(通常6~7ヶ月頃)ことができたら、そのすぐ後くらいに、恐らくはいはいを始めます。
はいはい前後の様子
四つんばいになれるようになっても、前進するために手と足を交互に前に出す動作を習得するには、まだしばらく時間がかかります。
また、前よりも後ろに進む事の方が簡単なのか、後ろ方向のはいはいを先に始める赤ちゃんもいます。
後ろはいはいを始めた場合も、通常はつかまり立ちの練習を始める頃には前方向へのはいはいもできるようになっています。
はいはいができるようになると、それまで見ているだけだった場所にも移動できるため、本能の赴くままに頻繁にはいはいで移動をしますので、行動範囲が広がり危険でもありますが、腕や足の筋肉の発達、精神面での発達が加速します。
また、はいはいが始まると、しばらくしてつかまり立ちも始まるため、移動手段が一気に増えます。
早く目的地に移動したいときははいはい、視点を高くして周りを見ながら移動したいときはつかまり立ち歩きという感じです。
時間が経つにつれ、はいはいのスピードも速くなってくるため、速度から筋肉の発達を伺うことができますが、滑って顔を床に打ち付け痣ができることもありますので、より注意が必要になります。
公開日時:2010年01月03日 12時15分
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