幼児が捻挫した場合の応急処置
幼児の関節は柔らかいとはいえ、無理な姿勢で転んだりすると当然捻挫をしてしまいます。
そのような事故が起こった場合はとりあえず以下の応急処置を行うことで、ずいぶん回復が早くなります。
※もちろん関節を動かせなくなっている、おかしな方向に曲がっているなど、明らかに骨が折れていると思われる場合は、至急病院に連れて行ってください。
1.患部を冷やす
冷湿布などではなく、氷を入れた袋をあてがったりなどしてダイレクトに冷やす方が効果的です。
まず、これが一番大切です。
事故が発生してから30分以内を目安にしてください。
2.安静にする
患部を冷やしながらとにかく安静にしましょう。
事故を起こした直後は痛みと驚きで興奮して泣きますが、冷やす事で痛みが和らぎますので、落ち着いたら早めに寝かせましょう。
患部を動かすのは厳禁です。
例えば、足首や足の指を捻挫した場合、歩くことでますます腫れ、悪化してしまいます。
手首なども同様です。
3.圧迫する
伸縮包帯などで患部を巻き圧迫してください。
そうすることで腫れや内出血を抑止することができます。
4.挙上する
血液やリンパ液の流入を抑えるために患部をできるだけ高く上げてください。
それにより腫れを抑える効果があります。
よく、捻挫した人が病院などで三角巾に腕を吊るしていますが、それです。
これらは一般に「RICE治療」と言われている対処方法です。
RICEは以下を指します。
- 安静(Rest)
- 冷却(Ice)
- 圧迫(Compression)
- 挙上(Elevation)
翌日になって悪化するようなら病院へ
翌日になると黒い痣になりますが、あまり痛がっていないようなら恐らく問題ありません。
しかし、心配な方は念のため病院に連れて行ってもいいでしょう。
病院は整骨院ではなく、外科(整形外科)に連れて行かないとレントゲンを撮って確認してもらえませんので注意してください。
一度捻挫をしたら癖になる?
よく言われますが、腰痛などと同じで骨を支えている筋肉が緩むことで再発しやすくなります。
例えば足首を捻挫した場合に靱帯を痛めてしまい、それがきっかけで靭帯が緩んだ状態のままになってしまった場合などがそうです。
防止策としては、痛めた靭帯のトレーニングを行い緩んだ筋肉を元の状態にまで戻す(強化する)必要があります。
公開日時:2010年09月08日 21時52分
おすすめの書籍!
胎児の成長や母体の変化については1日ごとの胎児の成長が詳解されている定番書「はじめての妊娠・出産安心マタニティブック」がお勧めです。この本はアメリカで大ベストセラーとなった「The Pregnancy Journal」の日本版になります。
なお、赤ちゃんの成長状況はどうしても不安になってしまいますが、お母さんにできることは必要な栄養素をしっかりと摂り、赤ちゃんの成長を助けることです。こちらの記事ではその栄養素を摂取する理由とおすすめのサプリメントを紹介していますので、是非ご参照ください。